線維筋痛症

 

線維筋痛症は、身体の縮みを解放し、交感神経の働き過ぎを弱め、

血行が良くなれば改善していきます。

 

線維筋痛症の症状

 

全身のあらゆる場所に激しい疼痛(うずくような痛み)を慢性的、持続的に

感じる病気です。重度の場合、毛髪に触れても痛みを感じることがありま

す。また、痛い箇所が移動することもあり、外傷もないため怠け病、詐病に

勘違いされることがあります。そういう意味で非常に辛い病気です。中高年

の女性に多いが、若年層にも発症が認められます。真面目で頑張り屋、スト

レスを溜め込みやすい人がなりやすいようです。そのため悪化させやすく、

早期の対処が望まれます。

 

痛み以外の症状

 


睡眠障害、疲労感

抑うつ感、不安感

過敏性腸症候群、便秘、下痢、腹痛

手足の痺れ、こわばり、レイノー現象

頭痛、ドライアイ

頻尿、膀胱炎、生理不順

これらの症状は、骨盤を中心とした身体全体の縮みが原因と思われます。

 

検査方法

 


現在の医学では、血流検査、レントゲン、CTスキャン、MRT等の検査がお

こなわれるが、どれも線維筋痛症を診断できません。逆に、これらの検査で

異常なしだった場合、この病気が疑われる。

 

圧痛点への刺激

 


全身にある定められた18箇所の圧痛点を4kgの力で押圧して11箇所以

上に痛みを感じ、さらに、体の広範囲に3ヶ月以上の痛みが続いていれば線

維筋痛症を疑われます。

 

線維筋痛症の調整方法

 


線維筋痛症の原因は、骨盤を中心とした身体全体の縮みと捉えています。そ

の結果として交感神経の活動が非常に高まっています。

上記に挙げた痛み以外の症状の多くは交感神経の過活動が原因と思われま

す。

また、生理不順は、骨盤の可動性の悪さから、生理前に縮んだ骨盤が開かな

いことに因って起こります。関連して、骨盤体操の実行者にPMS(月経前症

候群)が多いことからも線維筋痛症の方には骨盤体操は悪影響を与えると思

われます。

身体全体を見渡すと、「縮み」に関係する場所の硬結が目立ちます。「縮

み」の原因は、

・ストレス、トラウマ、虐待の体験等

・交通事故等による身体の防御的収縮(詳細)

・生まれながらの縮みやすい体質

等いろいろあると思われますが、身体の現状は、異常に過敏な状態です。頭

部、肩部、肩甲骨、脊椎、腹部、骨盤、足首、どこを観察しても交感神経の

過活動が確認されます。頭の緊張も強い。

しかし、これらを力づくで揉みほぐしても根本的な解決になりません。悪化

することも多いです。ポイントを絞った調整が必要です。

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