自己調整法

不随意運動による自己調整

昔は錐体外路系の運動とよく言っていましたが、不随意運動のことです


本能療法

トランス性運動

自発功

活元運動

自動法

霊動


名前は何でもよいが、要するに本能による不随意運動を引き出すことで

自然治癒力を高め自動的に身体を調整する方法です。


この運動を実行し始めると、身体全体が緩んでくるので縮みの入りやすいタイプには有効です。

実際の方法

いろいろな方法がありますが、一番簡単なのは、観念運動による誘導だと思うので紹介します。

床に正座して呼吸法で述べた方法で深く呼吸をします。

3分程度。

その後、体が左右に揺れる、左右に揺れると思ってみます。

左右に揺れる、と何回も心の中で唱えていると本当に左右に揺れてきます。

段々、揺れも大きくなってきます。


次はは前後に揺れるをやってみます。

これが、できれば右回りに回る

そして、左回りに回るをやります。


やってみると分かりますが段々と何をやっているのか分からなくなってきます。

そのまま体の動きにまかせます。

変わった動きをすることもありますが、体が勝手に調整しているだけです。

恐がることは何もありません。

だいたい20~30分ぐらいで勝手に止まります。

この運動が出にくい方

この運動が出ない人は、率直に言って

頭の固い人が多いです。


一般的に、女性の方が男性よりも出やすいのですが

最近は女性も、PC、携帯電話、ヒールの高い靴等の影響で

緊張する必要のない普通の状態でも、多くの方が緊張しています。

自律神経失調症パニック障害等も女性の割合が大きい気がします。



野口整体の活元運動をご存知の方は、

準備動作をやってみるのも良いですが

邪気の吐出、ねじる運動等を実行しても

緊張が緩まないと意味がありません。


実際、整体協会でも1年以上もかかって活元運動ができるようになった方もいます。

準備動作をすることで緊張したり


「さぁ、活元運動をやるぞ!」


みたいな感覚が一番よろしくないということを

充分にご理解下さい。

特に1人で、この運動を引き出そうとされる方は

呼吸法で説明した方法を続ける方が

意識のブレーキが外れやすくなるので

自動運動も出やすくなると思います。



重要なのは、1,2週間実行したぐらいで諦めないことです。




注意!


このページで解説した方法は基本的に多くの病気、不調に効果があり、

特に硬直、緊張の強い、自律神経失調症パニック障害等には有効ですが、

薬の服用し過ぎ等が原因と思われる、記憶力の減退、尿漏れ、幻覚、幻聴等

の症状がある方は、この自動運動を行わないで下さい。

上記した症状は緊張状態を緩めるための薬等が原因で

体が弛緩し過ぎたために起こっていると思われ、

症状が悪化する怖れがあります。


また、アトピー性皮膚炎、ぜんそくの場合も

排泄系の骨盤の開き、下がりから来る交感神経の機能低下で起こっているこ

とが多く、悪化する可能性があるので行わない方が良いでしょう。

参考図書

健康生活の原理 活元運動のすすめ(全生社)

自律訓練法

自分で改善する方法として、自律訓練法も効果がありますが、

この方法は、被験者を深くリラックスした催眠状態に入れ、

その時の主観的な心身の状態を聞きだしたものが元になっています。

要するに、1腕が重い〜6額が涼しいは、

人間のリラックス時の主観的な身体意識ですから、

特にこの方法に頼らなくとも、呼吸法で紹介した方法、自己調整法でも

自律訓練法と同じ効果を上げることができます。



自律訓練法を自分でやってみたい方は、


1.腕が重い→両腕両足が重い

2.両腕両足が暖かい

の後は

5のお腹(太陽神経叢)が暖かい

に進むと早く効果がでると思います。



パニック障害自律神経失調症等の方は

一般の方より呼吸器、心臓をコントロールすることが

難しいことが多いし、結局、挫折してしまったり、

逆効果になってしまうこともあるので

3,4は飛ばして5を実行してみて下さい。


呼吸法に記載した方法を前もってやっていると

お腹の体温も上がっているのでやりやすいと思います。


自律神経失調症パニック障害といった症状をお持ちの方は

真面目な方が多く、完璧に自律訓練法を実行しようとしたりしますが

1から6までを完全にマスターする必要はありません。


呼吸法をやって、お腹が暖かくなったから5から始める、

というのも全然OKです。


その暖かさを両腕、両足に広げていって下さい。

自律訓練法の目的は全身をリラックスさせることで

修行ではありません。

「そこそこ」できれば充分です。




>> お問い合わせはこちら

↑ページのトップへ / トップ

ページ上部へ戻る