自律神経
自律神経は不随意の神経系、つまり、自分で意識しなくても、勝手に働いて
くれる神経です。呼吸する、血液を流す、汗をかく等、不随意な機能を制御
します。
また、自律神経は、ホルモン調節機構である内分泌系と協調しホメオスタシス(恒常性)を維持します。
自分で意識しなくても勝手に働いてくれますが、逆に言えば、「意識で
はほとんどコントロールできない」ということでもあります。
自律神経は、交感神経と副交感神経の2つの神経からなります。両方が1つ
の臓器をコントロールすることも多く、その場合は、お互いが拮抗的に働き
ます。
交感神経
交感神経は、昼間、優位に働き、緊張や不安、怒り等を感じると強く働きます。
例えば
瞳孔‐開く
涙腺‐涙がでない:本当に悲しい時は涙がでない。
気管‐広げる
心臓‐拍動が速くなる
血圧‐高くなる
消化器‐消化液の分泌を抑える
等の働きがあります。
副交感神経
副交感神経は、夜間、優位に働き、睡眠中、休息中、リラックス時によく働きます。
例えば
瞳孔‐閉まる
涙腺‐涙がでる
気管‐狭まる
心臓‐拍動が遅くなる
血圧‐低くなる
消化器‐消化液の分泌を高める
等の働きがあります。
当所では、身体の各部位と交感神経、副交感神経の関係を重視した調整を
行うことで、心身を健康に導きます。