妊活中に男性が気をつけるべき4つのNG行動|父親としてできること

妊活中の男女|男性が気をつけるべき4つのNG習慣

 

妊活に取り組む際に男性が気をつけること、できることはあるでしょうか?この記事では、男性が気をつけるべきNG行動を4つ取りあげ、妊活における男性の健康管理の重要ポイントを、生活習慣の見直しや健康的な体作りに役立つ整体も含めてわかりやすくご紹介します。

 

妊活では女性側の準備が注目されがちですが、男性の体質や習慣も大切なカギになります。特に、飲酒や喫煙、コーヒーなどのカフェインといった要素は、男性の精子の質に大きな影響を与えることがあります。

本記事では、男性が注意すべきポイントや行動をわかりやすく解説し、健康的な妊活を支えるヒントをお届けします。

 

妊活のための体質改善に役立つ食生活やセルフケアについては、下記の記事を参考になさってください。

おすすめ記事:妊活を成功させるためのセルフケア|体質改善と食生活

 

妊活中に男性が気をつけるべき4つのNG行動

妊活中に男性が気をつけるべきNG行動は、下記の4点です。

 

妊活中に男性が気をつけるべき4つのNG行動

  1. アルコール飲料の飲み過ぎ
  2. コーヒー・紅茶などカフェインを含む飲み物の摂り過ぎ
  3. 喫煙(タバコ)
  4. サウナや熱いお風呂に長時間入る

 

1.アルコール飲料の飲み過ぎ

飲酒は精子の質に影響を与える場合があります。特に多量の飲酒は精子の数や形状に関わり、妊活の成功にも影響する可能性があります。ただし、適度な飲酒であれば影響は少ないとされており、妊活中は飲酒量を減らして、ノンアルコール飲料のお気に入りを探してみるのもいいでしょう。

体外受精を実施している男女に関する最新の研究では、コーヒーや紅茶、アルコール(蒸留酒)の量が多いほど、赤ちゃんが生まれる確率が低くなる傾向が見られました。

 

参考記事:Associations between beverage intake and semen quality in men and those undergoing infertility treatment – PMID:39535482|PubMed

 

2.コーヒー・紅茶などカフェインを含む飲み物の摂り過ぎ

最近の研究では、体外受精において、男性がコーヒーや紅茶を多く摂取している場合、赤ちゃんが生まれる確率が低くなる傾向が報告されています。

コーヒーは特にカフェインを多く含む飲料として知られていて、毎日3杯以上飲むと精子の質に悪影響があるという研究報告もあります。妊活中には、コーヒーや紅茶を控えめにし、ノンカフェイン飲料を選ぶ工夫が大切です。

 

参考記事:How caffeine affects male fertility — Is coffee safe for sperm?

 

3.喫煙(タバコ)

喫煙は血管を収縮させ、血流を悪化させます。これは、男性機能や精子の数・運動率に悪影響を与える可能性があります。

また、副流煙は赤ちゃんにとっても非常に有害で、何一ついいことはありません。逆にタバコを辞めるメリットは数多くあり、家族の健康面や経済面にもプラスになります。

 

子供が成長する過程をより健康に、より長く見守るためにも、妊活を機に覚悟を決めて禁煙しましょう。生まれてくる子供のために、父親としてできることはなんでしょうか?生活習慣を見直すのは、家族全員に対する愛ある行動です。

 

4.サウナや熱いお風呂に長時間入る

サウナや熱いお風呂に長時間入ると、熱に弱い精子の質が一時的に落ちやすくなります。

精子が育つのに適しているのは約35℃と、人肌に近い温度です。ところが、サウナ(80〜100℃)や熱いお湯に長く浸かる生活を続けると、睾丸が過剰に温まり、精液の質や運動性が低下する可能性があります。これらの影響は通常、数週間〜数か月で回復するとされています。

 

妊活中の方は、熱いお風呂ではなく「ぬるま湯」に切り替えるなど、温めすぎない工夫が大切です。

 

取り入れたい妊活の生活習慣

  • 飲酒は控えめにし、ノンアルコールを検討。
  • コーヒー・紅茶など含むカフェイン飲料は1日2〜3杯以内に抑え、極端な量は避ける
  • 喫煙は精子の質に直接影響するため、最低でも妊活中は禁煙
  • サウナや熱いお風呂は避けて「ぬるま湯」

 

これらの生活習慣の見直しは、精子の健康と妊活の可能性を高めるうえで効果的です。

 

妊活中のストレスは妊娠に悪影響

不妊治療外来に並ぶ女性が増えていて、妊活に取り組む男女は「赤ちゃんが欲しい」という意欲あるパートナーと将来を見据えて妊娠を目指します。でも、なかなか妊娠しないと、「何が悪いのか」といった気持ちが不安を駆り立てていき、ストレスも溜まります。

妊活で1年2年と結果が出ず、妊娠できない日々が続くと不安になり、男性も女性も心身ともに負担を感じるでしょう。男性は仕事のストレスや体調の乱れが、精子の質に直接影響するケースも増えています。

 

妊活中に、パートナーとのプライベートや仕事も何もかもがプレッシャーを感じてしまい、ストレスがのしかかり、妊活そのものがストレスになる場合もあるでしょう。

妊活に励んでも妊娠という結果が結びつかないと、パートナーと心が離れていく感じがするなど、悩みが増えていき、より妊娠しにくい身体を作ってしまうかもしれません。

そのため、ストレスが溜まり過ぎている場合は、一度リフレッシュして妊娠しやすい身体作りといった土台を作り直してみましょう。

 

妊娠するためには、ストレス・体温が低い・不規則な生活といった問題を先にクリアする必要性があります。これらの問題点を解消していくための生活習慣から始めましょう。

 

妊活は男性も関係する?

女性の晩婚化による、不妊の問題はパートナーである男性にも関係があるとされています。男性も、仕事上のストレスや晩婚化も深刻な問題です。その影響は妊娠にも関係があるのです。

35歳を過ぎると、毎年1.71%ずつ精子量が減少すると言われています。また、40代になると、奇形精子が増加するため、「20代に比べると、40代で生まれてくる赤ん坊に障害や病気を持って生まれてくる可能性が高まる」と言われています。

精子は毎日作られるからといって、質の良い精子が作られているとは限りません。そのため、妊活で上手く行かない原因はすべて女性にあるわけではなく、女性だけが真剣に取り組むべき問題ではございません。

 

そして、男性も女性も妊活の成功のために努力することが望ましく、卵子と精子の両方の質を上げる必要があります。それで、「妊活の思うような結果が出ない」といった場合は、思い悩むのではなく、より健康的な身体作りでベースアップを志してみましょう。

その一役を担わせていただく整体の施術は、身体のゆがみや自律神経といった乱れを整えることで、自然治癒力を高め、基礎代謝を上げる健康的な身体作りをする土台を整えます。

また、食生活に睡眠といった生活習慣や適度な運動を取り入れることも、より妊娠しやすい身体づくりを目指すには重要です。

 

妊活は男女ともに協力して取り組むべきプロセス

妊活は男女ともに協力して取り組むべきプロセスです。先述した通り、男性側でも、熱による精子への影響、カフェインやアルコールの摂り過ぎなどの生活習慣、そしてストレスが妊娠の可能性を左右します。

ですから、「妊娠は女性の問題だ」考えているとしたら、意識改革が必要なのかもしれません。

 

サウナや長時間の熱湯を避け、コーヒーや飲酒を控えめにすることで、精子の質の改善を期待できます。健康的な体づくりや生活リズムの見直し、適切なケアを取り入れることで、妊活の成功につながる土台を整えていきましょう。

 

まとめ:生活習慣を改善し、整体のサポートを受けて妊活しよう

妊活中に男性が気をつけるべきNG行動について、4つの点を解説してきました。「妊活は男女ともに協力して取り組むべきプロジェクトだ」と、感じていただければ幸いです。

 

妊活中のモヤモヤやイライラといったストレスは脳の仕事量を増やし、生殖ホルモン分泌調整のコントロールを乱します。そして、ホルモンバランスなどが崩れることで月経不順といった問題が発生してしまいます。このような状況で、妊活を行っても結果が伴わない事が多々あります。

そのため、リラックスできる環境作りはもちろんのこと、偏った食生活を改善し、運動して基礎代謝アップすることも大切です。

また、ストレス解消法は人それぞれですが、パートナーと一緒に妊活を楽しく過ごせるようにすることも大切です。そのようにして、リラックスした環境作りを心がけていきましょう。

 

そして、整体の骨盤矯正などを取り入れるなら、骨や筋肉だけでなく内臓の働きを整え、身体の調子がよくなります。そうなれば、妊活中の男性も女性も、お互い妊娠に前向きになれるでしょう。

整体の「妊娠力を高める3つの効果」については、下記の記事を参考になさってください。

 

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