自律神経失調症と食事の関係
自律神経失調症を抱えている方は、「食事を変えたらよくなる」と聞いても半信半疑な方が多いでしょう。実は、栄養バランスや食材の選び方が自律神経の働きに大きく影響を与えることが最新の研究で明らかになってきています。
私たちの身体は、毎日の食事からつくられています。栄養が偏れば体調を崩しやすくなり、自律神経失調症や心の不調にもつながるのです。
自律神経失調症というと「自律神経の働きにどうアプローチするか」に目が行きがちですが、実は生活の基本である「食事」から整えることが大切です。
この記事では、自律神経失調症と食事の関係、意識すべき栄養素や食べ方の工夫、避けたいNG食品まで詳しく解説します。
目次
自律神経失調症に効果が期待できる3つの栄養素
まず、栄養バランスのとれた食事をしていくのは大前提です。それに加えて意識したいのが、以下の3つの栄養素です。
自律神経失調症に効果が期待できる3つの栄養素
- ビタミンB群 ― 神経の働きを正常に保つ
- ビタミンC ― ストレス対策に役立つ
- カルシウム ― イライラを鎮める
この3つの栄養素は、「自律神経失調症の症状を緩和させるのに有効」といわれています。
サプリメントなどで摂取するのも悪くはないのですが、できれば食事からこれらの栄養素を積極的に摂取していきましょう。
1.ビタミンB群 ― 神経の働きを正常に保つ
ビタミンB群は、脳や神経の働きをスムーズに保ち、ストレスや疲労による神経の乱れを防ぎます。
| 主な食材:レバー、豚肉、青魚(サバ・イワシ)など |
2.ビタミンC ― ストレス対策に役立つ
抗酸化作用があり、ストレスで消耗しやすい栄養素です。ストレスが多い人ほど意識的に取り入れたい栄養素です。
| 主な食材:ピーマン、ブロッコリー、ほうれん草、柑橘類など |
3.カルシウム ― イライラを鎮める
カルシウムは神経の興奮を抑える働きがあり、気持ちを安定させ、一般にもよく知られているようにイライラを鎮めてくれます。
| 主な食材:牛乳・乳製品、大豆製品、小魚など |
自律神経を整える食べ方の工夫
自律神経失調症の改善には「何を食べるか」だけでなく「どう食べるか」も重要です。以下の3つの点を心がけましょう。
- 食事時間を大まかに決めておく
- 朝食を摂って生活リズムを整える
- 腹八分目を意識する
毎日3食の食事時間を大まかに決めておく
毎日規則正しく同じ時間に3回食事を摂ると、体内時計が安定し、自律神経が乱れにくくなります。だからといって「毎日きっかり同じ時間に食べないといけない」と考えて厳格になってしまうと逆にストレスになるため「大体この時間帯」という意識で十分です。
ただし、夜遅くに食事をすると、本来休息モードに入るべき時間に消化器が働き続けることになり、睡眠の質を下げてしまいます。寝る前に空腹を感じないよう、夕食は栄養バランスを意識してしっかりと摂りましょう。
もしどうしても小腹が空いてしまうときは、就寝の1〜2時間前までに、消化に優しく体を温めてくれる「温めた豆乳」など軽めの食品がおすすめです。温かい飲み物は副交感神経を優位に整えてくれます。
朝食を摂って生活リズムを整える
朝食は一日のエネルギー源となるだけでなく、体内時計をリセットし、自律神経のリズムを整えます。忙しくても、ヨーグルトやバナナ、味噌汁など簡単なものでもよいので取り入れるように心がけましょう。
腹八分目を意識する
ストレスが食べ過ぎにつながり、胃腸に負担をかけると自律神経の乱れや不整脈の原因になることもあります。高血圧や脂質異常症、肥満症などの代謝疾患のある方はもちろんですが、どんな人でも「腹八分目」を心がけ、消化に優しい食事を心がけましょう。
避けたほうがいいNG食品
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カフェイン
コーヒーやエナジードリンクに多く含まれるカフェインは、一時的に覚醒作用がありますが、過剰に摂取すると自律神経のバランスを崩す原因になりかねません。とくに夜間は睡眠の質を下げる可能性があるため、摂りすぎに注意しましょう。 -
アルコール
適量であればリラックス効果を感じることもありますが、飲みすぎると自律神経の働きを乱し、睡眠障害や疲労感の悪化につながることがあります。休肝日を設けるなど、上手にコントロールすることが大切です。 -
糖質や脂質の多い食品
ケーキや菓子パン、揚げ物などは血糖値を急激に上下させ、自律神経に余分な負担をかけてしまいます。毎日の食事では、野菜やタンパク質をバランス良く取り入れることで、体調を安定させやすくなります。
まとめ:食事から自律神経を整える大切さ
自律神経失調症の改善には、日々の「食事の内容と食べ方」が大きな役割を果たします。
ビタミンB群・ビタミンC・カルシウムといった栄養素を意識的に摂り、朝食を摂る・食事時間を整える・腹八分目を意識するといった生活習慣を見直すことが、自律神経の安定と心身の回復につながります。
「たかが食事、されど食事」。自律神経失調症に悩む方こそ、毎日の食生活を見直すことが改善への第一歩になるのです。
整体も身体のバランスと自律神経を整える助けになります。詳しくは下記の記事を参考になさってください。
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幼少期から「人の不調の根本原因」に強い関心を持ち、身体操作技術・気功・ヨガ・潜在意識・深層意識などを幅広く研究。16歳で自動運動を体験し、本能的な身体の動きに魅せられる。
日本能力開発研究所(安藤一男)・姿勢均整専門学校(均整法)・整体協会(野口整体)・二宮整体・井本整体、その他手技療法などに学び、常に“根本改善”を追求。
1995年2月に広島で整体施術を開始
阪神淡路大震災の後、被災のため神戸から広島に来ていた方が非常に調子が悪く、1995年2月に広島で出張整体の施術を開始。以来30年以上にわたり、自律神経失調症・不妊症・更年期障害・うつ病・メニエール病など、延べ1万人以上の患者様が抱える症状の改善に携わってきました。


