自律神経失調症におすすめのツムラ漢方薬7選【症状別】期待できる効果

自律神経失調症におすすめのツムラ漢方薬7選【症状別】期待できる効果|たくさんの生薬が並んでいる

 

自律神経失調症の症状に合わせてツムラの漢方薬を組み合わせると、自律神経のバランスを整え、根本的な体質改善をサポートしてくれます。

体の内側からアプローチする「漢方」は、東洋医学の知恵を生かした自然療法として注目されており、自然由来の生薬が配合されていて、薬に頼らず心身のバランスを整えたい方におすすめの選択肢です。

 

本記事では、自律神経失調症に効くとされるツムラの代表的な漢方薬7選を、症状別に詳しく解説します。不眠・めまい・動悸などの不調に対して、どのように漢方が働きかけるのか、自律神経に効果的な理由や服用時の注意点までをわかりやすくまとめました。

さらに、自律神経を整えるための生活習慣のヒントや、あなたの心身のバランスを整える手がかりになる+αの情報も紹介しますので。ぜひ最後までご覧ください。

 

自律神経失調症に漢方は効果的?

自律神経失調症に漢方は効果があるのでしょうか?薬やサプリじゃダメなのでしょうか?きっと多くの方がこの疑問を感じていると思います。

しかし、自律神経の不調は、人によって頭痛・めまい・不眠・動悸など現れる症状が全く異なります。「100人いれば100種類の不調がある」といえるほど多様であり、その一つひとつの症状すべてに栄養を補助するサプリメントだけで対応するのは現実的に難しいのです。

 

西洋医学では、症状に合わせた対症療法として薬が処方されることがあります。しかし、自律神経の乱れは、毎日の生活習慣の積み重ねによっても起こり得る症状なので、対症療法では原因を絶つことができません。

つまり、同じ生活習慣を続けていては、症状を改善できないのです。そこで活用できるのが漢方です。漢方は自然由来の生薬を複数組み合わせたもので、体質そのものを改善しながら自律神経のバランスを整えていくことを目的としています。 

 

漢方による体質改善のアプローチ

漢方は自然の植物から作られたものなので即効性こそありませんが、副作用が少なく、継続して服用することで体質改善を促します。

 

「気」「血」「水」のバランス

漢方には「気」「血」「水」という考え方があり、特に自律神経系の乱れを改善するためには、この3つのバランスを整えることが重視されます。  

気はエネルギー、血が循環や栄養、水は体液や免疫を意味しています。この3種のバランスが取れてこそ「自律神経が整い、健康を守れる」と考えられているのです。

「気」「血」「水」のどこに問題があるのかをカウンセリングで把握して、体質や症状に合った漢方が処方されます。

「めまい」や「頭痛」という同じ症状であっても、原因や体質、生活習慣は人によって異なるため、処方される漢方薬も人それぞれ違います。カウンセリングを通じて体の状態を見極め、その人に合った漢方を処方されるのが特徴です。

 

自律神経失調症は、長い時間をかけて体に様々な要因によるストレスを与えたことで現れた症状です。ですから、その症状に合わせた漢方(証をみる)で、今まで与えたストレスを緩和して、症状を改善する自然治癒力を高める必要があります。

長い間ストレスを与え続けた体に、ゆっくり体質改善の時間を与えることが自律神経の乱れを改善するために必要なのです。

 

自律神経失調症の症状を見れば原因がわかるケースがある

 

自律神経失調症は、体の様々な場所で起こる原因不明の不調の総称として呼ばれていますが、実は、出現している症状を見れば何が原因なのかわかるケースがあります。

自律神経とは、交感神経と副交感神経のことをいいますが、主に、活動をつかさどる神経が交感神経、休息の神経が副交感神経といいます。この交感神経と副交感神経のバランスは、1日の流れによって優位となる時間が変化します。

それは、動物として当たり前の体の仕組みで、人間も動物として1日の流れによって自律神経がうまく作用しているのです。

しかし、現代は夜遅くまで活動したり、暴飲暴食や様々なストレスを抱えがちです。これによって交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、心や体に自律神経失調症といわれる様々な症状が出てきます。実際には、生活習慣やストレスの積み重ねによって引き起こされるケースが少なくないのです。

 

自律神経失調症に効果を期待できる漢方薬7選(ツムラ)

自律神経の乱れによる不調は、ストレスや睡眠不足、メンタルの問題など人それぞれです。

ここでは、そんな「自律神経失調症」に対して体質改善をサポートする7つの代表的な漢方薬を紹介します。それぞれの特徴や、どんなタイプの症状の方に向いているのかを分かりやすく解説します。

 

自律神経失調症におすすめのツムラ漢方薬7選

  • のどつかえ感や息苦しさに|半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
  • 胸の圧迫感や動悸、緊張に|柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
  • 不安やイライラ、不眠に|酸棗仁湯(さんそにんとう)
  • 心身の疲れや不眠、気力の低下に加味帰脾湯(かみきひとう)
  • 神経の高ぶりや興奮を鎮める漢方|抑肝散(よくかんさん)
  • 不眠や感情の波に|加味逍遙散(かみしょうようさん)
  • めまいや耳鳴り、動悸に|苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)

 

漢方薬市場におけるツムラのシェアは84.6%

医療用漢方薬市場においてツムラのシェアは84.6%(2024年度)と圧倒的です。

つまり、ツムラの漢方薬を理解すれば、日本で流通する漢方薬の大半を把握できると言っても過言ではありません。信頼性の高いツムラ製品を中心に、自律神経失調症への自然なアプローチ方法を探っていきましょう。

 

参考情報:漢方薬市場におけるツムラのシェアは84.6% – 2024年度|株式会社ツムラ

 

のどつかえ感や息苦しさに|半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

半夏厚朴湯は、「のどの奥につかえ感がある」「気分がふさぐ」「息苦しい」といった症状に用いられます。

体内のエネルギー(気)の巡りを良くし、ストレスで滞った気を整えることで不快感を軽減します。

特にプレッシャーを感じやすく、緊張で呼吸が浅くなる方や、感情を抑え込みやすい方に適しています。

 

胸の圧迫感や動悸、緊張に|柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

柴胡加竜骨牡蛎湯は、精神的なストレスやイライラ、怒りっぽさなどが強いときに用いられます。

気の巡りを整え、体内にこもった熱を冷まし、心と体のバランスを取り戻すのがこの漢方の特徴です。

比較的体力があり、胸の圧迫感や動悸、緊張しやすさを感じる方に向いています。

 

不安やイライラ、不眠に|酸棗仁湯(さんそにんとう)

心身の緊張をゆるめ、自然な眠りへと導いてくれる漢方で、眠りの質を高めたい方におすすめの処方です。

酸棗仁湯は、神経の高ぶりを鎮め、精神的な不安やイライラ、不眠を和らげる働きがあります。

体力が落ちていて疲れやすく、寝つきが悪い方や途中で目が覚めてしまう方に向いています。

す。

 

心身の疲れや不眠、気力の低下に|加味帰脾湯(かみきひとう)

心身の疲れや不眠、気力の低下に効果が期待される処方です。

加味帰脾湯は、「身体が弱く顔色が悪い」「気力が出ない」「疲れているのに眠れない」という方に向いています。

ストレスや心配ごとで心が落ち着かないときに、穏やかにエネルギーを補い、安心感を取り戻すサポートをします。

 

神経の高ぶりや興奮を鎮める漢方|抑肝散(よくかんさん)

抑肝散は、神経の高ぶりや興奮を鎮め、イライラや怒り、不眠を落ち着かせる作用があります。

特に子どもの夜泣きや、更年期による情緒不安などにも処方されます。

また、気の巡りを整えることで自律神経のバランスを保ち、セロトニン(幸せホルモン)の分泌を促す効果も報告されています。

 

不眠や感情の波に|加味逍遙散(かみしょうようさん)

加味逍遙散は、女性の更年期症状や月経に伴う不調に用いられることが多い漢方薬です。

血の巡りを整え、ホルモンバランスや自律神経の乱れをやさしく調整します。

疲れやすく、肩こりやイライラを感じやすい方、不眠、感情の波が大きい方に適しています。

 

めまいや耳鳴り、動悸に|苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)

めまいやふらつき、頭が重いといった症状に使われる代表的な漢方です。

胃腸にたまった余分な水分を取り除き、自律神経の乱れからくるめまいや耳鳴り、動悸を和らげます。

苓桂朮甘湯は、天候や気圧の変化に弱い方、立ちくらみしやすい方におすすめです。

 

漢方を取り入れる際の注意点

「漢方は自然のものだから安心」と考えがちですが、実際には強い作用を持つ生薬もあります。漢方薬にも副作用はあるのです。

「毒を持って毒を制す」という西洋薬と同じような考え方もあるため、信頼し過ぎは禁物です。自己判断での長期服用は避け、必ず専門家に相談して、適切に取り入れることが大切です。  

 

実際、整体の施術前の観察で、漢方やサプリメントの摂取によって肝臓に負担が出ているケースが見られます。飲酒もせず漢方薬しか服用していない方でも肝臓(特に胸椎9番、腹部第5)に症状が出ている方は多いです。

サプリメントも同様です。今まで特段、肝臓の調整点に症状が出ていなかった方の身体に異常が出ているので、いろいろと探りを入れると、実はネット通販でサプリを購入したということもよくある話です。

 

参考:「問題の漢方薬―漢方好きの人へこの副作用をどうするか (ワニの本)」著者:田村 豊幸

 

まとめ:自律神経失調症の改善には漢方+αが必要

自律神経失調症の症状は人によって異なり、ツムラの漢方薬を症状や体質に合わせて選ぶことで、自律神経のバランスを整え、自然治癒力を高めることが可能です。

ただし、自己判断での服用は避け、専門家によるカウンセリングを受けることが重要です。漢方と生活習慣の見直しで、日々の不調を根本から改善しましょう。

 

自律神経の乱れは、長年の生活習慣やストレスが積み重なって現れる症状ですから、生活習慣の見直しが必須です。西洋薬による一時的な対処も必要な場合がありますが、根本的な改善には体質そのものを整える「漢方」や整体が有効な選択肢です。  

即効性はなくても、継続して服用することで自然治癒力を高め、心身のバランスを取り戻すサポートとなります。生活習慣の見直しと併せて漢方や整体を取り入れることで、自律神経の乱れの改善を目指しましょう。

自律神経の乱れの改善に役立つ整体については、下記の記事を参考になさってください。

 

自律神経失調症には整体がおすすめ?4つの効果を自律神経専門院が解説